◆◆    武庫川ダム事業 環境影響評価概要書    ◆◆
◆◆ 作成〜公告・縦覧手続のやり直しを求める理由例集 ◆◆

下記の項目より、環境影響評価概要書作成〜公告・縦覧手続のやり直し要求についての理由を選び、ページ下の[Select]ボタンを押下して下さい(初期は全項目が選択された状態です)。
次ページに、「意見書のフォーマット」が表示されますので、印刷し、ご住所・ご氏名をお書きの上、兵庫県知事までFaxにてご送付下さい(送付先も印刷されます)。
追加する項目がある場合には、追記してお使い下さい。
武庫川を愛する会では、ほかにこんな項目も!というご意見をみなさんから募集しています。お寄せ頂いたご意見は、データベースに反映していきます。

事前調査
[関係法令の適用]
自然公園法の適用対象とすべき−(事業対象地域は瀬戸内海国立公園の東端からわずか1.5kmに位置し、隣接的直接・間接の環境影響は十分に考えられる)
兵庫県立自然公園条例の適用対象とすべき−(大峰山系〜中山〜川西ニュータウン〜猪名川渓谷は地質・地形形成過程を同じくし自然環境・生態系の類似性・固有性が考えられることから、これらの地域は一帯として環境影響評価がなされるべき、これらの地域には県立自然公園の指定を受ける猪名川渓谷県立自然公園が含まれる)
緑豊かな地域環境の形成に関する条例の適用対象とすべき−(事業対象地域は三田市・宝塚市・西宮市の3市市街地に隣接し、地形・生態系上多様性に富む自然環境であり、地域住民のみならず親水・レクリエーションの場として定着している)
景観の形成等に関する条例の適用対象とすべき−(事業対象地域は三田市・宝塚市・西宮市の3市市街地に隣接し、地形・生態系上多様性に富む自然環境であり、地域住民のみならず親水・レクリエーションの場として定着している)
都市緑地保全法の適用対象とすべき−(事業対象地域は三田市・宝塚市・西宮市の3市市街地に隣接し、地形・生態系上多様性に富む自然環境であり、地域住民のみならず親水・レクリエーションの場として定着している)
急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律の適用対象とすべき−(準平原面に打ち勝って典型的先行河川化した武田尾渓谷は渓谷高100〜120mの急崖を伴う地形であり岩石の崩落の多く見られるが、ダムは多目的ホールを伴うレクリエーション色の濃い計画である)
地すべり等防止法の適用対象とすべき−(事業対象地域は有馬・宝塚温泉など現在にもそそ名残を留める太古の火山活動により形成され、現在ではかなり風化が進行した有馬層群に位置する)
[調査主体]
兵庫県を事業主体とする本事業の環境影響評価の事前調査実施者が、兵庫県を所轄官庁とする(財)ひょうご環境創造協会であるのは、その調査の客観性・公平性・透明性に欠ける
[調査方法]
事前調査は既存の文献又は資料の収集・整理により行われたものに過ぎず、現地・実地でのフィールド調査を実施すべき
既存の文献又は資料の収集・整理により行われた事前調査をもって、本来実地調査すべき環境影響評価の多くの事項に代替するとしているのは本来論を逸脱した、かつ、不十分な調査方法である
[調査内容]
兵庫県を事業主体とする本事業の環境影響評価の事前調査で使用され、本来の環境影響評価にも代替充当される予定となっている文献・資料には兵庫県の作成した「兵庫の貴重な自然−兵庫県版レッドデータブック」からのものが多く、その内容の客観性・公平性・透明性に欠ける
鳥類調査の基礎データとして使用されているデータは事業対象地域より約8km離れ渓谷環境とは異なる山中に位置する地点でのデータであり事業対象地域の環境を直接的に評価し得るデータとはいえない
哺乳類・爬虫類・両生類・昆虫の基礎データは約20年前の1981年のものだけであり事業対象地域の環境を評価するに十分なデータとはいえない
野生生物に関する基礎データは植物相・陸生動物・水生生物のすべてに渡り種の確認・列挙、概数表記程度に留まり、生態・生態系・生息域・行動範囲・行動パターン・繁殖地・生育環境・分布・時系列増減傾向の実績および予測等を把握できる資料ではない
本事業計画以降に作成された「兵庫の貴重な自然−兵庫県版レッドデータブック」での武田尾渓谷のCランク指定について、客観性・公平性・透明性に疑問がある−(その形成過程を含め異なる様相を呈す4つの地質・地形(三田盆地・武庫扇状地・六甲山系・大峰山系〜猪名川渓谷)の境界接点という特異な地域であり、自然環境の多様性・特異性・固有性は十分にあると予測される)
[調査対象]
大峰山系に連なる中山〜川西ニュータウン〜猪名川渓谷にも調査対象範囲を拡大すべき−(これらの地域一帯は地質・地形形成過程・年代を同じくし自然環境の類似性・固有性が評価・検討されるべきでありながら、これらが顧られることなく、すでに広範囲にわたり大規模宅地開発が過去・現在も進行している)
伊丹市・西宮市・尼崎市にも調査対象範囲を拡大すべき−(河川中流域でのダム建設、かつ、下流域の治水を謳う計画であり、下流域・河口・汽水域における直接的環境影響は避けられない)
環境影響要因の抽出
[調査・検討内容]
バッチャープラント建設等が含まれると考えられる周辺整備事業の内容についての詳細検討がなされておらず、住民意見の検討・提出が事実上不可能である
土砂堆積・岩盤崩落・異物流入等による放流口閉塞の可能性についての考慮・検討が不十分
土砂堆積・岩盤崩落・異物流入等による放流口閉塞時の環境影響要因の検討がなされていない
転流工事〜周辺整備工事のすべての工事フェーズにおける生コン、及び、コンクリート凝固促進剤などの工事用資材等による水質汚濁(有害物質・底質)、及び、土壌汚染の可能性が検討されていない
堤体による流況変化の可能性が検討されていない
洪水時の放流による騒音・振動発生の可能性が検討されていない
試験湛水における悪臭の可能性が検討されていない
洪水時湛水における悪臭の可能性が検討されていない
堤体による地盤沈下の可能性が検討されていない
工事用道路・資材置場・バッチャープラント・ダム本体等ダム建設工事、及び、試験湛水に伴う景観の破壊について検討されていない
洪水時湛水に伴う景観の破壊について検討されていない
洪水時湛水に伴う自然環境の消失範囲・面積の特定と消失種・数について検討されていない
洪水時湛水に伴う自然環境の消失範囲の隣接域における生物の種・数等の変化について検討されていない
工事用道路・資材置場・バッチャープラント・ダム本体等ダム建設工事、及び、試験湛水に伴う自然環境の消失範囲・面積の特定と消失種・数について検討されていない
工事用道路・資材置場・バッチャープラント・ダム本体等ダム建設工事、及び、試験湛水に伴う自然環境の消失範囲の隣接域における生物の種・数等の変化について検討されていない
ダム堤体による陸生生物・水生生物の行動阻害、及び、これを要因とする弊害について検討されていない
環境影響評価の実施方針
[調査・検討方法]
机上における文献・資料の収集・整理により行われた事前調査による環境影響評価への代替は調査の十分性・完全性から認められない
視点場(地形・地質・生物・生態系・景観)4箇所の内3箇所がダムサイト周辺と偏りが見られ、また、軽箇所は観測地点としては少なすぎる
湛水域に含まれ、かつ、移動ルート・吸水・捕食に適す瀬・淵・砂州の分布する野生生物の生育環境として重要な地域が視点場(地形・地質・生物・生態系・景観)に含まれていない
レクリエーション調査地点2箇所の内1箇所は主要ルートを外れた地点であり、武田尾渓谷のレクリエーション価値を正当に評価し得るとは考えられない
[調査内容]
現況調査の内容(実施日程・時間帯・場所・頻度・サンプリング数・方法)、及び、調査結果が記載されておらず、住民意見の検討・提出が事実上不可能である
特に野生生物に関する調査は種の確認に留まり、野生生物の種・生態・生態系・数・生息域・行動範囲・食相・行動パターン・繁殖環境・生育環境・分布等についての調査・検討がなされている、若しくは、計画されているとはいえない
事前調査・現況調査の結果よりまとめるとする生態系の状況については、自然環境の循環メカニズムを把握する調査(種・生態・生態系・数・生息域・行動範囲・食相・行動パターン・繁殖環境・生育環境・分布等)が実施されていないことから不可能・不十分と考えられる
予測計画
[調査・検討方法]
予測計画の大半を占める定性的予測は予測・検討方法として非常に曖昧であり、かつ、客観性に欠ける方法である
希少種に限定的な予測計画自体、生物多様性・生態系の保全・維持に対し意味を持たない
[調査内容]
土砂堆積・岩盤崩落・異物流入等による放流口閉塞の可能性についての考慮・検討が不十分
土砂堆積・岩盤崩落・異物流入等による放流口閉塞時の環境影響要因の検討がなされていない
転流工事〜周辺整備工事のすべての工事フェーズにおける生コン、及び、コンクリート凝固促進剤等による水質汚濁(有害物質・底質)、及び、土壌汚染の可能性が検討されていない
堤体による流況変化の可能性が検討されていない
洪水時の放流による騒音・振動発生の可能性が検討されていない
試験湛水における悪臭の可能性が検討されていない
洪水時湛水における悪臭の可能性が検討されていない
堤体による地盤沈下の可能性が検討されていない
工事用道路・資材置場・バッチャープラント・ダム本体等ダム建設工事、及び、試験湛水に伴う景観の破壊について検討されていない
洪水時湛水に伴う景観の破壊について検討されていない
洪水時湛水に伴う自然環境の消失範囲・面積の特定と消失種・数について検討されていない
洪水時湛水に伴う自然環境の消失範囲の隣接域における生物の種・数等の変化について検討されていない
工事用道路・資材置場・バッチャープラント・ダム本体等ダム建設工事、及び、試験湛水に伴う自然環境の消失範囲・面積の特定と消失種・数について検討されていない
工事用道路・資材置場・バッチャープラント・ダム本体等ダム建設工事、及び、試験湛水に伴う自然環境の消失範囲の隣接域における生物の種・数等の変化について検討されていない
ダム堤体による陸生生物・水生生物の行動阻害、及び、これを要因とする弊害について検討されていない
その他
[全般的事項]
本事業計画は、「ニュータウン開発や工業団地の造成による自然環境の減少等の環境の変化を指摘し、土地利用の適正化、保水力の増強など水質・流量両面にわたる流域の総合的な対策」を求める「兵庫県環境基本計画」を否定するものである
予測計画において予測計画と異なる想定外の事態が生じた場合の事業・工事の一時中断・停止・中止を含む対応策の検討がなされていない
中流域におけるダム建設計画であるにもかかわらず、直接的環境影響が明確な河口・汽水域等の下流域、また、上流域から下流域までの流域全体としての生態系・生態についての議論・言及がなされていない
現況調査のみならず過去からの時系列的変化・推移・傾向についての予測計画が論じられていない
時系列的推移調査、及び、現況調査に基づく将来傾向の予測計画が論じられていない
形成過程を含め異なる様相を呈す4つの地質・地形(三田盆地・武庫扇状地・六甲山系・大峰山系〜猪名川渓谷)の境界接点という特異な地域であることによる自然環境の多様性・特異性・固有性についての議論がなされていない
過去の開発等による自然環境の連続の分断・縮小・点在傾向についての議論・検討がなされていない



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