◆◆ 武庫川ダム一問一答集 ◆◆

武庫川ダム建設計画についての県とのやりとりあれこれ

県財政が究極の財政難・借金漬けの中、資金調達は?
また将来への負担とはならないか?
(宝塚市地元説明会にて)
大半は国庫負担であり、不足分は地方債の起債でまかなう
不足分はわずかであり、将来への大きな負担とはならないと考えている
ご理解頂きたい
! 国庫負担ということは、未曾有の借金を抱える国の財政にさらなる国債発行の増進を迫ることである
この無責任・他力本願な発言を国政を担う方々が聞かれたらどう思われることだろう
また、結局その借金の付けは、我々国民に回ってくる・・・

-*-

建設省への来年度予算要求額を問う
(西宮市民連合会要求事項より)
現在、建設省が大蔵省に要望しているところ
! 新聞報道では1億5千万円と発表されているが、県はまだ分からないと答える
使途については「水理模型実験」とのことだが、この実験は県独力で行なうのではなく「県には設備もないため業者委託」とのことである

-*-

宝塚・西宮・伊丹の下流3市が協力金を払う?
下流の洪水確率を上げたのは、上流の三田のニュータウンやゴルフ場の開発が山林の保水力を奪ったことによるもので、その開発で利益を得た三田市や開発事業者が何の負担もしないとは変な話である
(宝塚市地元説明会にて)
協力金といってもわずかな額であり、また、ダムは3市の要望でもあるのでご理解頂きたい
わずかな額(全開発費の0.2%を負担)であり、また、ダム内部にホール建設も考えており、ダムができることによって各市にとってはレクリエーションの場が増えるわけで、そういう点から、「レクリエーションのための負担金」を各市に拠出して頂く
! 金額の多寡の問題ではない
そもそもの要因発生者かつ受益者の責任が問われていないという理屈に合わないことが問題なのである

-*-

三田のニュータウン開発の後に調整池を埋めてしまったことも問題では?
(宝塚市地元説明会にて)
古い時代の旧宅造法では合法的なことで、当時としては仕方のないこと
! 昔のことには責任はないのであろうか?
きっとダムを造って10年後ぐらいには、また昔のこと・仕方のないことで片付けるられることであろう

-*-

武庫川左岸の洪水敷に建設された動物施設について、その位置を選定された経緯を問う
(西宮市民連合会要求事項より)
動物愛護センター敷地については、治水上の支障のない河川区域外の土地であり、河川改修時に師匠となる位置ではない
また当該土地は第2種住宅地域であり、同センターの建設にあたっては、地元住民の理解を得た上で平成8年8月に建設に着手し、平成10年4月にオープンしている
! 当該地域は、武庫川の河川敷に相当する場所であり、せめて遊水地として確保すべき川岸である
治水をいいダムが必要といいながら、こうした遊水地確保などの策を講じないとはまったく合理性を欠く話である

-*-

“後追い行政”という指摘がある
山を削って宅地を造り、ゴルフ場を造り、農業用水路をコンクリートの3面張りにし、莫大な資金をかけて洪水を誘発した結果、その付けをダムに負わせる。ダムの借金はこれまた将来世代に負わせる。後追いとはまさにこのことである
もっと発生主義に立って、問題の生じる根本原因の対策から先にやるべきではないのか?
(宝塚市地元説明会にて)
後追い行政とは考えていない
! 武庫川ダム計画は、洪水の付けというだけではなく、同時に、これまでの開発の付けでもある
最初にかくあるべきを考えるという姿勢が我々も含め希薄になっているのではないだろうか?
ゴミ処理・ダイオキシン・環境ホルモン・・・いずれも同様の構図が垣間見える

-*-

穴あきダムとの説明だが、その穴が詰まることは想定されていないのか?
(宝塚市地元説明会にて)
放流口の大きさは十分に大きく穴が詰まることはないと考えている
放流口の中の流速は非常に速く、万一中に異物が入り込んでも押し流す力がある
また、ダムサイト河床にある岩石は周囲の崩落によるもので、岩が流れて放流口に入ることはない
! 川を流れるものについて見識の乏しい発言であろう
特に洪水時は、お世辞にもきれいとは言えない都市型河川である武庫川には、岩や倒木、草木、ゴミの類が多く流れ、これらの内1つがひっかかればあとはどんどん溜まるであろうことは容易に想像がつく
また、流速が速いとの説明だが、洪水時から平常時に移行する過程では流量・流速は徐々に減少していくのであって、この過程で長さ40mもの穴の中には途中で速度が落ち残されるしまう岩石・流木は必ず出現するはずであるが、その除去作業計画は示されないままである
同時に、流速が速いということは、魚が行き来できて自然にやさしいとの説明とは大いに矛盾する説明である
さらに、ダムサイト河床にある岩石は周囲の崩落によるものであるということは、ダムサイトの岩盤のもろさを物語ることではないのだろうか

-*-

ダム底の断層が第4期断層でないとされる根拠を具体的に示されたい
(西宮市民連合会要求事項より)
地表調査・ボーリング等の地質調査の結果、ダムサイトに分布する断層については第4期断層でないと判断される
! これまでの降雨量設定や流出解析(河川での水の貯留量、流量、河川の長さ等)の不備・誤りからも、その判断根拠となった調査資料等を是非公開されたいものである

-*-

試験湛水だけで自然が壊滅的に破壊されるという指摘があるが?
(宝塚市地元説明会にて)
試験湛水をすれば自然環境に与える影響が大きいことは承知しており、試験湛水をしなくて済む方法を現在検討中
! 強度確認手段である試験湛水をしないとは驚きである
強度が不明な巨大なダムに命と税金を託せといわれても少々無理な相談である
1999年、この1年だけでも“大丈夫!”がいくつ壊れたのだろう?

-*-

穴あきダムだから自然にやさしい?
普段の川幅から考えて放流口内の流速は結構速くて、魚が行き来するなどいうことはことはできないのでは?
それに魚のことばかりでなく、河原伝いに流域を行き来するたぬきやうさぎなどのの陸上の動物にはどのように配慮するのか?
(宝塚市地元説明会にて)
放流口内の流速は少々速くなり、魚の往来には支障を来すことも考えられなくはないが致命的な影響ではないと考える
陸上の動物に移動については影響があると思われるが、その分、ダム表面を多自然型の化粧をすることによって環境へは十分に配慮することを検討している
! 巷でよく耳にする「致命的な影響は・・・」という釈明だが、致命的でなければ何をしてもよいかのような風潮を危惧する
また、ダム表面を化粧することが果して環境に配慮したことになるのか、これは多自然型工法とともに一度じっくり考えてみる必要があるように思う

-*-

説明会で聞いたバッチャープラント(コンクリート製造プラント)の設置場所を問う
また、道路やアセスについては、プランの段階で公表されたし
(西宮市民連合会要求事項より)
武庫川ダムは現在概略設計の段階であり、詳細な施工計画や付替道路については、今後検討する予定
また、県条例に基づく環境アセスメントについても今後手続を進めていく
! バッチャープラントを含め建設資材置場・工事用道路等ダムに付帯するものだけでも甚大なる環境破壊が懸念される
(建設政策研究所関西支所 ダム問題研究会試算では100,000〜120,000mと推定される)
過去のダム建設工事の事例や具体的資料を取りよせ次第公開する予定です
また、バッチャープラントの話が出るということは、民意の届かない見えないところで計画はずいぶん具体的に進められているように感じられる
今回縦覧されることとなった環境影響評価概要書の存在もこれを裏付けるものである

-*-

西宮市民に対する説明会がなく、一般住民はほとんど知らない
情報開示と説明責任が問われる
(西宮市民連合会要求事項より)
武庫川ダムの説明会は地元武田尾地区はもとより、平成10年6月からは下流域沿川住民を対象として、順次開催しており、西宮市においても生瀬地区、木ノ元地区、清瀬台地区、甲子園口地区等7地区で9回既に実施しており、残る地区についても順次実施予定
! 説明会の開催は、果たして積極的に案内され周知が図られていたのであろうか?
地区の自治会長の方々を中心とした説明が説明会といえるのか甚だ疑問である

-*-

11/28開催の西宮市瓦木公民館における説明会の案内状宛名は、役員各位のため、わずか10名程度の出席にとどまった
然るに、それ以上?の県・市職員が休日出勤される価値を問う
(西宮市民連合会要求事項より)
説明会の参集範囲や開催日については、地域それぞれの実情があるため、開催市が地元自治会と協議のうえ、決定しているもの
説明会は、武庫川の治水対策への沿川住民の理解を深めるため、必要なものであり、人数の多寡にかかわらず開催することとしている
! 出席人数の多寡はもとより、役員各位宛の案内では説明会開催の案内周知が故意に矮小化したかのように疑われる
また、説明会の主旨を「沿川住民の理解を深めるため」とするのには、計画は絶対で住民はそれを理解せよとの態度が垣間見え、説明会で民意を吸収・反映するとの姿勢は伺えことはできない


-*-

平成11年9月17日の宝塚説明会の議事録を
(西宮市民連合会要求事項より)
議事録は作成していない
! 暴露話も出、紛糾した説明会でもあることから作りたくない気持ちは分かるが、これで地元合意が得られたということになってしまいはしないか心配する
説明会とは民意を反映させる場であるはずで、その記録がなくいかにして民意を反映させようというのか?
また、公務記録なくして庁内でどのように説明されてるのであろうか?

-*-

新河川法では、広く市民参加を謳っているが、説明会の議事録もなくて、どうして民意が計画に反映されるのか理解に苦しむ
その見解を問う
(西宮市民連合会要求事項より)
説明会の目的は議事録を作ることではなく、ダム計画についての理解を深めてもらうこと
説明会の場で出された意見はその内容を十分に吟味し、必要なものについては、今後のダム計画に反映して行くこととしている
! あくまでもダム計画ありき − ダム以外は語らず、ダム以外は聞き置き候
垣間見えていた本音がついに露呈した感
地元説明会とは「行政の決定事項を伝える場」であるのか「住民の意見を活かしよりよい政策を立案する場」であるのか、制度・法律を早急に調べてみる必要がある

-*-

流域各家庭で雨水を溜める、ため池を見直す、田畑で貯水するなどの措置はとれない?
実際、池田市では学校のグラウンドの周囲を囲み大雨の時の調整機能をもたせるという方法で成果を上げている
(宝塚市地元説明会にて)
非常に多くの住民の協力を必要とする案であり、現実的な解決策ではないと考える
! 住民のコンセンサスを図りよりよい方向へ導いて行く、それこそが行政のタスクであり、行政に期待するところでもある
コンセンサスが得られるのであればダムは造らないとも解釈できるが・・・
どうですみなさん! 我々一人一人ができることを ちょっとした工夫をやってみようではありませんか!?
こんなことやろうと思う・こんなことどうかしら みなさんの意向表明・提案をどしどしお寄せ下さい Fax:0797-87-1282



武庫川ダム計画 ダムができると 反対する理由 会からのお知らせ 最近の動き
3つの行動 武庫川だより リンクサイト TOPページへ

© Copyright 1998-2001 MUKOGAWA WO AISURUKAI